FX仲間になって一緒に成功しましょう!

建設的な場、お互いに成長していける場を作りたいと思っています

【世界中で愛される「ダウ理論」について①】

ダウ理論」という言葉をご存じでしょうか。
FXを勉強した人であれば一度は耳にしたことがあると思います。

一般的なダウ理論についての説明や解釈などの詳細は割愛しますが、世界中のトレーダーにとって最も重要視されているであろうテクニカル的な相場理論です。

前提として、ここでは、僕が実際にトレードするにあたってのダウ理論の捉え方や活用方法についてお伝えします。
また、捉え方や活用方法については、人により異なることもありますので、いろいろある中での一つの意見、考え方となることを事前にお伝えしておきます。

まず、ダウ理論に対しての捉え方、考え方についてです。
ダウ理論に限らず、世の中には何かに関して先人たちが残した「〇〇理論」や「〇〇の法則」といったものがたくさん存在します。
何かを勉強したり、取り組む中で、そうした先人の知恵を取り入れ、実践の場で活用していこうとする試みは誰でも日常的に行っていることだと思います。

多くの場合、それらの理論や法則を活用しようとするのは、その先にある目的(結果)を達成する為であって、それらの理論や法則を極めること自体が目的ではありません。
FXで言えば、お金を効率的に生み出すことが目的であって、学者になることではない、ということです。

また、相場における〇〇理論や〇〇の法則といったものは、ある人が相場を観察した際に相場から見出したものであって、〇〇理論や〇〇の法則の上に相場が存在するということではありません。

広く知られた理論や法則を参考にする人が多いから、相乗効果としてそうした理論や法則に当てはまる局面が出現しやすくなることはあるかもしれませんが、理論ありきではなく相場ありきであるということを大前提として認識しておくことが基本姿勢として大切だと思います。

この順序を逆に認識してしまうと、「ダウ理論ダウ理論と誰もがいうから勉強してみたけど、難しいし当てはまらないことも結構多いよね。結局は相場なんてランダムに動いているものだから分からないし、結局は確率論に過ぎないよ」といった考えに辿り着くことになります。

いろいろ反論が出てくると思いますが、あえて個人的な経験から言うと、相場の値動きには法則性があり、それが当てはまる状況というのがほぼ確実に存在します。
ただ、ここで言っている法則性というのは、僕の認識できる範囲での法則性であって、相場の値動き全体に対してそれが当てはまる状況の割合はそれほど多くはありません。

また、人により認識度の差はあるけれど、世界中の誰一人として相場全体を通して認識できる人はいないので、勝率100%という領域に到達できる人は存在しないということになります。

ダウさんが相場を観察し続ける中で、ダウさんの認識できる範囲で見出し唱えたものがダウ理論であり、グランビルさんがグランビルさんの認識できる範囲で見出し唱えたものがグランビルの法則です。
それらに「ある程度の再現性」はありますが、絶対性というものは、そもそも存在しないのです。

かつての僕自身がそうだったように、絶対性や確実性の存在を信じたい人にとっては聞きたくない話かもしれませんが、「絶対性は、そもそも存在しない」という前提を理解した上で、ゼロから自分なりに何らかの法則性を見出す為に膨大な時間と労力を費やす代わりに、ダウ理論グランビルの法則などの先人の知恵を借りながら相場に対する自分の認識度を上げていく、というのが適切な取り組み方ですし、結果的に近道になります。

先ほど、「それらに ” ある程度の再現性 ” はあっても、絶対性というものは、そもそも存在しない」と書きましたが、「ある程度」という言葉に確度の低さ、曖昧さを感じた方も多いかもしれません。

でも実は、この「ある程度の再現性」という部分に、結果を出すためのポイントが隠れています。

 

少し長くなりましたので、今回はここまでにして、次回は「ある程度の再現性の秘密」について書こうと思います。